筋トレで脳が活性化?
2023年4月9日
皆さんこんにちは!
筋トレ論文解説その2です。
コロナ禍もあって近年ますますフィットネス、筋トレが普及し、トレーニング人口が増えていっていますね。
年配になって筋トレを始める方も多く、トレーニングがライフワークとしての地位を獲得しつつある今、
筋トレが筋肉以外の体の健康に与える影響についても気になるところです。
そこで今回は、筋トレが脳に与える影響について分析した
こちらの論文(2019年発表)
について解説したいと思います。
この論文は、健康な成人における筋力トレーニングが脳の認知機能に与える影響について調べたものです。
分析の結果としては、
筋力トレーニングは認知機能に一時的な改善をもたらす
ことが明らかになりました。
特に、
1. 情報処理速度
2. 注意
3. 作業記憶
に良い影響を与えることが分かりました。
そして、筋トレの強度が高いほど効果が高くなる傾向があったようです。
加えてこの改善効果は、若い成人よりも年配の成人により大きかったそうです。
筋トレを始めようか悩んでいる年配の方にとっては嬉しい情報ですね。
筋肉をつけて健康的なボディになれるだけでなく、脳まで鍛えて若々しさを保てるようになる、ということです。
筋トレを始めるのに遅すぎることはないってことですね。
この論文は、筋力トレーニングが認知機能に与える影響について、新しい知見をもたらしました。
これまでの研究によって、主に有酸素運動が脳の活性化を促すことはよく知られていましたが、
この論文によって筋力トレーニングも認知機能に良い影響を与えることがわかりました。
さらにこの研究によって、筋力トレーニングが年配者にも有効であることが示されたことから、
高齢者や認知症予防に取り組む方々にも、筋力トレーニングがオススメできることがわかりました。
いかがでしたか?
今回は、筋力トレーニングが認知機能に与える影響についての最近の研究についてご紹介しました。
皆さんも、この新しい知見を活かして、より健康的な生活を送るために、トレーニングに取り組んでみてはいかがでしょうか?
それでは、素敵なトレーニングライフを送りましょう!